ビジネスや問題解決の現場でよく登場する2つの思考法は、似ているようで目的もアプローチも異なります。
両者の関係を理解すると、より的確な判断や議論ができるようになります。
定義の違い
■ クリティカルシンキング
物事を疑い、前提・根拠・論理の妥当性を検証しながら、より“正しい判断”を行う思考法。
- 「本当に正しいのか?」
- 「前提は妥当か?」
- 「見落としはないか?」
と問い続けながら考える点が特徴です。
■ ロジカルシンキング
一定の前提をもとに、筋道立てて一貫した結論を導く思考法。
- 「理由 → 結論」
- 「結論 → 理由」
- 「構造化・整理」
といった論理の組み立てが中心になります。
目的の違い
| 思考法 | 主な目的 |
|---|---|
| クリティカルシンキング | 判断の質を高め、誤った結論を避ける |
| ロジカルシンキング | 論理的でわかりやすい説明・整理を行う |
アプローチの違い
| 項目 | クリティカルシンキング | ロジカルシンキング |
|---|---|---|
| 発想の方向 | 疑う・掘り下げる | 組み立てる・整理する |
| 重視点 | 前提の妥当性、根拠の信頼性 | 論理の整合性 |
| 視点 | 多角的・批判的 | 構造化・体系的 |
| 使う場面 | 判断・意思決定 | 説明・分析・議論 |
例で比較
テーマ:A案とB案のどちらを採用するか
■ ロジカルシンキング
- 評価軸を設定(コスト、リードタイム、品質)
- それぞれを点数化
- 最後に総合スコアで結論を出す
→ 「A案のコストは10%低く、総合点が高いのでA案が妥当」
■ クリティカルシンキング
- そもそも評価軸は適切か?
- データの信頼性は?
- B案の長期メリットは評価に入っているか?
- A案に隠れたリスクは?
→ 「短期コストだけでなく、長期保守性も考慮すべき」
「データは古く前提が揃っていない」
ロジカルシンキングは「正しく組み立てる」
クリティカルシンキングは「そもそも組み立て方が正しいかを疑う」
という違いがよく表れます。
両者の関係
- クリティカルシンキング:思考の質を高める“土台”
- ロジカルシンキング:考えを整理し伝えるための“道具”
という関係性です。
クリティカルシンキングで問題設定や前提を正し、
ロジカルシンキングで論理を組み立てる、
という順序で使うと効果が高まります。
まとめ
■ 違いの要点
- クリティカルシンキング:前提・根拠を疑う
- ロジカルシンキング:構造化して筋道を立てる
■ 両方を組み合わせると強力
- 判断の質が高まり、説明力・説得力も向上する
Midjourneyプロンプト
Thinking child in the style of Makoto Shinkai, reflective expression, soft color gradients, delicate light particles, cinematic depth, gentle underwater-like atmosphere, contemplative mood, centered portrait composition, diffuse glowing lighting, –no text::5 –ar 16:9 –s 750 –niji 6


コメント