はじめに
SEの仕事は、技術力だけでなく「進め方」で成果の大半が決まります。本記事では、現場での経験から特に重要だと感じる仕事の進め方を、実践しやすい形で整理します。
報告・連絡・相談(最重要)
仕事がうまく進むかどうかは、ほぼ報告・連絡・相談で決まります。
ポイント
- 進捗は「良い情報」だけでなく「悪い情報」も早く出す
- 判断に迷ったら、自己判断せず相談する
- 相手が判断できる材料(事実・影響・選択肢)を添える
作業記録と合意事項の文書化
口頭での合意は、後から簡単に認識がズレます。
なぜ重要か
- 「言った・言わない」を防げる
- 認識違いを早期に発見できる
実践例
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | YYYY/MM/DD |
| 合意事項 | ○○の仕様は△△とする |
| 決定者 | 誰が決めたか |
| 補足 | 前提条件や注意点 |
事実確認を怠らない
ドキュメントが存在しても、それが正しいとは限りません。
意識する点
- 実装・ログ・実データなど一次情報を見る
- 「昔からこうなっている」は根拠にならない
前提条件をそろえる
前提がズレたまま会話すると、結論もズレます。
コツ
- 図・表・簡単な構成図を使う
- 用語の定義を最初に合わせる
- 曖昧な言葉(多い・少ない・早い)は数値に置き換える
リモート環境での工夫
リモートでは「同じものを見ている」状態を意識的に作る必要があります。
実践ポイント
- 行番号が見えるテキストツールを使う
- 資料や案には番号を振る
- 「ここ」「そこ」ではなく、場所を特定できる表現を使う
段取りはゴールから逆算する
作業順ではなく、成果物から考えます。
進め方
- ゴール(完成形)を明確にする
- 必要な作業を洗い出す
- 依存関係を整理する
- 計画を関係者に共有する
業務知識・用語の早期キャッチアップ
SEは業務を理解して初めて価値を出せます。
取り組み方
- 不明な用語はその日のうちに調べる
- 本・資料・有識者から積極的に吸収する
- 分かったつもりで進めない
キーマンを押さえる
方針や判断には、必ず影響力のある人がいます。
注意点
- 周囲の意見だけで判断しない
- 重要な方針は必ずキーマンに確認する
- 誰が最終決定者かを意識する
ボールは早めに渡す
自分の作業が終わったら、次の人に素早く渡します。
メリット
- 全体のリードタイムが短くなる
- 後工程の詰まりを防げる
おわりに
仕事の進め方は、意識と習慣で大きく改善できます。特にSEは、個人作業だけでなくチーム・関係者との連携が成果に直結します。本記事の内容を、自分なりの型として取り入れてみてください。
Midjourneyプロンプト
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